グループホームで暮らす
大内みどりさん

大内みどりさんは養護学校を卒業後、18才の時にしろがね苑に入苑しました。 当時は周りの人と関わるのが苦手で自分からは話さないとても内気な性格でした。
入苑当初は規則や規律のある生活に慣れていなかったため「しろがね苑での暮らしは自由がない」と感じ、 女子職員に対して当たったり、心が乱れたり、葛藤が続いた時期がありました。
しかし仲間と一緒にお菓子の袋詰めなどの職業訓練を受けながら少しずつ成長し、21才の時に念願だった一般企業の採用試験に合格。 就職前の期間にジョブコーチが作成した手順書やマニュアルをもとに仕事を覚え、 生活支援ワーカーと一緒に通勤の練習をする日々がしばらく続きました。 そして現在は会社から責任のある仕事を任されるようになり、電車とバスを使って片道1時間半の道のりを通勤しています。
しろがね苑からグループホームに引越し、現在は12階建てのマンションの最上階で暮らしています。 「食事は世話人さんが用意してくれますが、掃除や洗濯など身の回りのことは全て自分でしています。 しろがね苑では様々な規則があって大変だったけど、今は規則がない分、自分で自分を律しなければならないのでしろがね苑にいた頃より大変です」 と自分に厳しく向き合うことが出来るようになりました。そんな大内さんの暮らしをご紹介します。

プロフィール
大内みどりさん

オークラフロンティアホテルつくば勤務
2004年しろがね苑入苑

大内みどりさんの1日

「こんにちは!ここが私のお部屋です」

6時30分 起床

7時00分 出発

8時30分 仕事開始

「職場はオークラフロンティアホテルつくばです。 総務管理課の購買担当として事務や荷捌き、検品などを担当しています」

「購買担当として納入品を検品・検収作業をします」

17時30分 仕事終了

19時00分 帰宅・夕食

「世話人の坂本さんが夕食を作りながら待っててくれます」

「帰宅時間が重なった時はグループホームのみんなで食べます」

坂本さん「今日のお昼は何食べた?」
みんな「え~、、、なんだっけ?忘れた~」
一同「爆笑」

「さてお風呂に入る前に大好きなマンガを読もうかな・・・」
「この時間が一番ホッとするわぁ」

22時00分 就寝

「就職する時は事務の仕事が自分に合うかどうか不安でいっぱいだったけど 職場やしろがね苑の職員の皆さんのサポートがあったから乗り越えることが出来ました。 就職前に沢山の訓練が出来て本当に助かりました。 今の夢は結婚です。子供は3人!新しい生活を始めるためにも一生懸命働いてお金を貯めたいと思います」

ご相談・お問い合わせはこちらから