就職者事例

できるようになった時の
喜びは、本当に大きいです。

事務職

大内みどりさん

オークラフロンティアホテルつくば
勤務

 大内みどりさんは、養護学校を卒業後、社会人として自立を目指して、しろがね苑に入所しました。 入所当初から几帳面さ、まじめさは際立っており、指導員をたびたび驚かせていました。
 入所から3年目、オークラフロンティアホテルつくばに就職。 総務管理課の購買担当として事務や荷捌き、検品などの業務で活躍しています。

「この仕事でいちばん大切なのは『報告・連絡・相談』。 なるべく失敗をしないように、また誰かの失敗をできるだけフォローしていくために、 この言葉を肝に銘じて業務に取り組んでいます」

「働きはじめたころに比べれば、自信をもって前に進めるようになった気がします。 何もできないところからのスタートだっただけに、できるようになったときの喜びは本当に大きかったです。 もちろんくじけそうになったことは何度もありますが、そのたびに多くの人に支えられ、乗り越えてこられました。 後輩のみなさんにも、ぜひ働くことの楽しさを知ってほしいですね」

採用企業から

オークラフロンティアホテルつくば
総務部 関博幸様

取り組む姿勢は全社員の見本です。

「彼女の責任感の強さ、仕事に取り組む姿勢には感心するばかり。全社員の見本です。 なんでもチャレンジしてもらおうという方針で、新たな仕事を少しずつ覚えてもらっており、 それが、彼女の働く楽しさにつながっていれば、会社としても願ったりかなったりです。
ハンディのある方の採用は、私たちとしても初めてで、彼女の入社に際して、 仕事を進めやすいようにと作業マニュアルを作ったりもしました。 ところが、彼女に使ってもらって、記述に具体性が欠けていたり、 初めて業務に当たる人には迷いやすい表現があることが明らかになり、改修を重ねました。 その結果、だれにとっても非常にわかりやすい業務マニュアルが完成。 これも彼女が仲間に加わってくれたおかげと感謝しています」

支えてくれる仲間がいるから、一歩ずつ成長できます。

製造業

鈴木 れん(れん)さん

NTK石岡ワークス株式会社
勤務

 2011年2月にしろがね苑に入所。 2012年4月からはグループホームに移り自立。 趣味はゲームとアイドルの応援で、月に1度は秋葉原で買い物やイベントを楽しんでいます。

「伝票やラベルなどに用いられるロール紙は、お客様によってサイズも紙質も全く異なります。 袋詰めひとつとってもロール紙によって扱い方が違って頭を使いますね」

 自立を目指してしろがね苑へ入所したものの、当初は内向的であまり話すことが得意ではなく、 手先もあまり器用ではなかったため、就職は難しいかもという声もありました。 しかし、苑での生活を通して、表情やジェスチャーも使ってコミュニケーションをとることを学ぶと、 本来の明るさを発揮するようになり、今では職場で仲間と信頼関係を築いています。
「周囲の社員のみなさんが温かく支えてくれるおかげで、一歩ずつ前に進むことができています」

採用企業から

NTK石岡ワークス株式会社
事業管理責任者 米川恒男様

これからの成長を楽しみにしています。

「日本通信紙株式会社の特例子会社として設立されたこともあり、 ハンディのある方の採用に抵抗はありませんでした。それでも、彼の礼儀正しさには当初から驚かされています。 朝は元気な声で『おはようございます』といってくれますし、『ありがとう』や『ごめんなさい』といった人に伝えなければならない言葉がしっかりと言えます。 コミュニケーションがちゃんと取れるので、サポート役の社員も前向きに接していくことができます。
 彼自身も新しいことにどんどん挑戦してくれるので、いつでも疑問に答えられるよう常時5人のサポート役を配置しています。 加えて、仕事の到達度を評価するスキルマップを用意することで、自分のスキルレベルを客観的にわかるようにして、 自分の成長を感じられるようにしています。この先、彼がどうなっていくのか、とても楽しみです」

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